管理と支配の間にあるもの」を公表します。

社会と組織の哲学では、人間の上下関係、支配関係を研究することを避けて通ることはできません。今回自分なりに、支配関係の本質を取りまとめることができました。

今回、一番苦労したのは、ヘーゲルの「精神現象学」を理解することでした。実は、「拡がる自我」の理論を確立させる時も、当然のことながら精神現象学を読んではいたのですが、どうしても自分なりに納得する理解ができず、参考文献には掲げませんでした。今回は、二人の訳者の翻訳本を読むことにより、何とかまとめましたが、まだ理解が不十分な気がします。

支配関係を論じると、「社会と組織の哲学」のど真ん中に来たような気がします。いつものとおりきわめて抽象的な内容の論文ですが、自分の社労士のコンサルティング業務に生かしていきたいと思っています。