「自由とは何か~内心の自由の本質について~」を公表します。
この論文は、自由といった多くの人が関心を持つ言葉を、自分なりに哲学的に深く追究して論じたものです。
実は、1年近く前に発表した論文「存在とは何だろう」で自由に関する論文を発表すると予告していたのですが、発表がかなり遅れてしまいました。その理由は、「純粋人間関係論講座」といったものをYouTubeで配信し始めたことにより、論文執筆の時間が少なくなってしまったということが大きいですが、実はそれだけではなく、自由という概念が、自分なりにおぼろげながら頭の中にあったのですが、理論的に表現するのが極めて困難だったということがさらに大きかったです。
物に対する拡がりの確証と他者に対する拡がりの確証、この二つが自由という概念に大きな影響を与えている、こういった自分独自の思想をわかりやすく表現することはかなり大変なことでした。
今回も様々な文献にお世話になりましたが、やはりカントの「純粋理性批判」がとても参考になりました。読めば読むほど新たな発見がある本だと思いました。もちろん、岩崎武雄先生の本も参考にしました。
極めて抽象的な内容ですが、ぜひご一読いただければと思います。